行事ごとに伝統的な献立をご紹介させて頂きます。家ごとに少しずつ異なったり、もうすたれてあまり家庭では作られなくなったものや、記憶にあるなつかしい料理等も含まれています。
京町家意匠会議(髙橋、髙橋、藤田、吉竹、吉井)
節分のこと。
年によっては4日に行われることもある。
煎り豆
※ 昔は家で煎ったが、今はほとんど市販の煎り豆を使う。豆が湿らないように袋の口を少し開けて仏壇供え用を少し取り分ける。 あとは袋ごと一升枡か五合枡に入れて、神棚に供える。
そしてお下がりをめいめいが数え年だけ半紙等に取り分け包み、体の悪い所をさすって厄落としする。(この豆はあとで近くの社寺に詣って置いてくる。)
数え年にプラス1個を頂いて年をとる。
この後、豆を枡にあけて、枡を持ちながら「福は内、鬼は外」と豆まきする。 仏壇に供えた豆は、初雷の雷除けとしてとっておく。
※ 神事(元旦 七日正月 初えびす 小正月 お年越し 20日えびす 事始め 毎月おついたちと15日)ごとにおなますを作り、ご飯とお神酒、お燈明と一緒に神棚に供える。
※ 鰯の頭を柊の小枝に差して、入り口に立てたはるお家もまだあるらしい。 ―鰯の頭も信心から...
端午の節句(こどもの日) / 今宮祭 / 葵祭