京の町家 暮らしの意匠会議のおばんざい

梅干

6月、入梅の季節になると、店頭に梅が出始める。
左 平成20年(今年)に漬け込んだ梅干
下左 昭和61年に漬け込んだ梅干
下右 昭和40年に漬け込んだ梅干

梅干し 昭和61年に漬け込んだ物 梅干し 昭和40年に漬け込んだ物
梅干

梅干の作り方

梅干の材料

南高梅(紅梅) 4kg
あら塩 350~400g (別にしそを洗うための適量のあら塩も用意する)
焼酎 2カップ
しそ 2束

  1. 梅は洗ってざるに入れ、水気をとる。
  2. へたを竹串でとり、焼酎で洗う。(雑菌の処理)
    洗った梅を容器に入れる。
  3. (2)の上にあら塩をまんべんなく入れ、3日~5日くらい置いておく。
    (梅からしみ出てくる生酢で、梅がぬれる状態に保てるように容器をまわしたりして、確かめることを忘れずに)
  4. しそは葉を枝からはずしてきれいに洗い、あら塩で揉み、絞る。
    この作業を赤い汁が出るまで繰り返す。作業が終わったら、そのしそを(3)の梅の上に並べる。
  5. しみ出てきた生酢が梅酢に変化し、梅が赤く染まっていくように気をつけながら待つ。
  6. 天気の良い日に、容器から(5)をざるに移し、1日~2日干す(土用干し)。
    再び、梅酢の中へもどして、保存。

町家暮らしの知恵を拝借

おばんざいのレシピや暮らしの知恵をご提供いただいている方々をご紹介致します。

京の町家 暮らしの意匠会議

京町家に伝わる知恵を今に伝えるべく活動されています。NHKの「ためしてガッテン」にも出演されました。

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料理研究家 杉本節子

京町家で高名な杉本家に伝わるおばんざいを継承。料理研究家としても活躍されています。

料理研究家 杉本節子